「サウスパーク」2010/04/01 02:13:16

ええっ?!

「サウスパーク」も3Dで再映画化?!

「東京物語」リメイク2010/04/01 02:19:35

黒澤明監督「椿三十郎」をリメイクした森田芳光監督が、今度は小津安二郎監督の世界的名作「東京物語」をリメイクすることが決定した。
脚本は宮藤官九郎。
笠智衆と東山千栄子が演じた老夫婦役には笹野高史と菅井きんにオファーがされているようだ。

ストーリーも、オリジナルは老夫婦が子供たちの間を渡り歩く設定だったが、リメイクでは、実家で年金暮らしをしている老夫婦の元に、東京で失職した子供たちが家族連れで次から次へと帰郷してきててんやわんやになるという設定。
小言を繰り返す老夫婦を何とかしようと子供たちは実家の乗っ取りを画策、老夫婦を体良く海外旅行に放り出すが、旅行会社の手違いで北欧・スウェーデンに辿り着いた老夫婦は、その福祉制度の手厚さに感激してそのまま居着いてしまう。
折も折り、政治も経済も低迷したままの日本に対し遂に円売りが殺到、国債は暴落し日本はハイパーインフレに見舞われ、子供たちは更なる路頭に迷う事になる、という、皮肉な内容になっている。
また、森田監督はこの作品を3Dで撮る意向のようで、
「3Dは何もホラーやSFのためだけのもじゃない。トーキーが今や全ての映画に当たり前のものになったように、スクリーンの中によりリアリティを持たせてゆくものとして、3Dは全ての映画に当たり前のものになってゆくでしょう。その先駆けとして、よりリアルで全く新しい「東京物語」をお見せしたい」としてインタビューを締め括った。(eiga.pom)

4月1日2010/04/02 00:36:21

お察しの通り、
4月1日付の「サウスパーク」と「東京物語」の日記は、
エイプリル・フールであります。
一度、やってみたかったので・・・(^^;)
ピナコさん、ごめんなさい。

もっと面白いネタ書けるよう、頑張ります(笑)

eiga.comは面白かったですね。
思わず職場で昼休み中に笑ってしまいました。

思想、良心の自由2010/04/03 02:09:29

4月2日付けの朝日新聞記事によれば、
橋下大阪府知事が1日の新規採用者の任命式で、君が代斉唱の後、
「思想、良心の自由と言っている場合じゃありません。国家・国民を意識してもらうため、今後事あるごとに国歌斉唱をもとめていきたい」と訓示したとのこと。

何を言っているのかと思う。
今の日本は法治国家であり、その根本は憲法だ。
そしてその憲法が最も重きを置く価値が「思想、良心の自由」の筈。
「思想、良心の自由」と「国歌斉唱」とを比較すれば、「思想、良心の自由」により価値があるのは自明のことだ。
そしてそのことと、公務員が「国家・国民を意識する」こととは何ら矛盾しない。

「国家・国民を意識すること」=「国家斉唱」ではない。
逆に、憲法は国民の「思想、良心の自由」を守ることに第一義を置いているのだから、それを守ることこそが「国家・国民を意識する」ということだ。

「思想、良心の自由」を守ることを第一の目的として、そこから「国民の知る権利」「報道の自由」「民主主義」という思想、制度が産まれて来た。
それらを意識することこそが、「国家・国民を意識する」ということだ。

それをないがしろにしてきた結果が、例えば、沖縄返還や非核三原則に関連した「密約」問題であり、日本と言う国の歴史そのものであるそれらの関連文書を自らの保身のために廃棄した、という外務官僚らの信じられない行為も、突き詰めれば「思想、良心の自由」を基盤とする憲法を、彼らが「意識」してこなかった結果だ。

地元住民や国民の意見を無視し、時にはデータを捏造してまで強引にダム建設を推し進める官僚や政治家の行為も全く同じ。

弁護士と言うのは何よりも法律を第一に考えるものであり、法律の根本が憲法であること、つまりは法治国家の日本の礎は憲法であることは他の誰よりも理解しているべき人種のはず。

橋下府知事は確か弁護士だった筈だが、本当に弁護士なのか、弁護士として相応しいのか、大いに疑われる。
まぁ、稲田朋美氏も弁護士らしいので、弁護士と言っても実際には憲法を遵守する考えの持ち主とは限らない、というのはよく分かるが。

「バッド・ルーテナント」2010/04/12 01:52:42

2010年4月8日(木)/福井コロナワールド
★★★★☆(★4つで満点)
製作:2009年度
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ウィリアム・フィンケルスタイン
出演:ニコラス・ケイジ/エヴァ・メンデス/ヴァル・キルマー/アルヴィン"イグジビット"ジョイナー/フェアルーザ・バーク/ショーン・ハトシー/ジェニファー・クーリッジ
================================
リメイク作品で、オリジナルは傑作との聞きました。
ハーヴェイ・カイテルが、きっとこのニコラス・ケイジの役だったのでしょう。
オリジナルは観ていませんが、この映画は私は好きです。

とにかく、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の新作と言うだけで嬉しい(笑)
ヘルツォーク監督がアメリカを描くとこうなるのか、ということが妙に納得出来てしまう。
そりゃあ、北部じゃなくて南部だよな、ヘルツォーク監督がアメリカを描くなら、と、最近の作品は観ていないにも関わらず、勝手にそう思えてしまう。
冒頭が、水面を体をくねらせて泳ぐ蛇だし、イグアナが歌う(!)シーンは圧巻だった。

この映画を一言で言えば、混沌。
「アギーレ・神の怒り」が、人間のエゴが自然に挑んで、その前で崩壊していった話なら、「フィッツカラルド」は人間のエゴが自然と互角に戦った話。
そしてこの映画は、自然を蹴散らして勝ち誇ったように振る舞っている人間がその内側から混乱し、崩壊しかかっている話だ。

「ハート・ロッカー」(ネタバレあり)2010/04/12 01:56:40

2010年4月9日(金)/テアトルサンク
★★★★☆(★4つで満点)
製作:2009年度
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー/ブライアン・ジェラティ/ガイ・ピアース/レイフ・ファインズ/デヴィッド・モース/エヴァンジェリン・リリー/クリスチャン・カマルゴ
================================
イラクでの衝撃的なシーンの数々は、確かに観ている間は息を飲んだ。
だが、これまで散々、数多の戦闘シーンをスクリーンで観てきたせいで感覚が麻痺しているのだろう。
深く心に刻み込まれる、というほどでは正直なかった。

というより、ああいう事実が、私たち日本人には現実に遠いことだから、というのが、真に迫ってこなかった本当の理由だろう。
現実に自分がイラクに行くかもしれない、身近な友人や知人や或いは家族に、実際にイラクに行ったことがある、或いは行っている人がいるアメリカ人にとっては、このイラクでのシーンは、胸が抉られる思いのするものに違いない。
それが、この映画がアカデミー賞を取った大きな理由だと思う。

けれど、私がこの映画を観て、心がガサガサとしたシーンは、別にある。
それは、ジェームスが妻に言われて、何種類ものカラフルなシリアルの箱が何列にも並ぶ棚の前で立ち尽くすシーンであり、自爆テロの話をした後に、皿を洗って、と妻に言われた時のジェームスのシーンだ。

見た目の派手さや残酷さはそのうち慣れる。肉体の痛みも、何度も続けば耐えられるようになるだろう。
だが、心に受ける傷は、慣れることはない。耐えられているように見えても、それは耐えてはいない。
自分でも気付かぬうちに、少しづつ、傷つき、死んでゆくのだ。
傷つき、死んだ心は、逆に以前の日常の中では耐えられない。
自分を傷つけた場所へ還ろうとする。そこでしか最早、生きてゆけないかのように。
この映画の、ラスト・シーンのように。

座右の銘2010/04/15 01:39:44

亡くなられた、井上ひさしさんの座右の銘だそうです。

難しいことをやさしく、
やさしいことを深く、
深いことを愉快に、
愉快なことをまじめに

「風と共に去りぬ」2010/04/17 11:36:15

日本での初公開は1952年。しかし戦前に小津安二郎監督がシンガポールで観て、「この戦争は日本は負ける」と言った、というのは有名な話です。

この他にも同じ時期、上海やマニラなどで軍関係者が観たり、その評判を聞き、東京でも軍関係者による試写会が密かに行われたり、東京大学でも試写会が行われたそうです。(wikipediaより)

また先日の朝日新聞記事によれば、
1943年に東京日活撮影所で会社幹部限定の試写会が行われたそうで、その時、美術監督・映画監督の木村威夫氏も映写室に忍び込んで観ていたのだそうです。やはり「この戦争は日本は負けるかも」と思ったとのこと。(朝日新聞2010.4.7)
カウンター 無料SEO対策激安発見オンラインカジノ激安ショップ