言葉を養分にするには2008/12/14 00:15:20

『日々 是 修業』(佐々木 閑ーー花園大学教授)より
(朝日新聞 2009年12月13日版)

 どんなに多量の情報が洪水のように周囲を流れていても、自分自身が強い吸収力を持っていなければ、それを有効な養分として使うことは出来ない。どんな社会にあっても、最後に情報の価値を決定するのは、我々自身の真剣さなのだ。

 「お釈迦様が来ておられる」と聞いて、何日もテクテク歩いて会いに行き、そこで聞いた一度きりの教えを、一生かけて考え抜く。そういう生き方をしていた当時からみれば、言葉をポイポイ使い捨てにする現代社会は、「知恵を磨くのが難しい、大変な時代だなあ」ということになるだろう。

戦争について2008/06/19 00:55:00

今年のアメリカ大統領選の共和党候補、マケイン議員が選挙戦のテレビ広告で語っている言葉。

「戦争について、強気に、ロマンチックに語るのは、馬鹿者か詐欺師だけだ。私は戦争を憎む」

勿論、彼は非戦論者でも、いわゆる平和主義者でもありません。
自分は(現在、国民に不人気の)ブッシュとは違うのだ、ということを訴えたいがためのセリフかも知れません。

しかし、それでも、この言葉は真実を言い当てています。
ベトナム戦争で捕虜になり、且つ、その状況下で節を曲げなかった私(マケイン)が言っているのだ、と、彼(マケイン)は言外に言っているのです。
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