映画「ひめゆり」を上映します2008/03/16 01:56:06

第2次世界大戦末期、沖縄では住民を巻き込んだ地上戦が展開されました。
その中で、15歳〜19歳の女学生たちが、看護活動のため動員され、その多くが亡くなりました。
「ひめゆり学徒隊」と呼ばれた女学生たちです。

生き残った数少ない生徒たちの多くは、その体験の余りのむごさに、戦後長く沈黙を保ってきました。
「殉国美談」「反戦の語り部」様々なイメージがつきまとってきた彼女らの思いと体験を、13年の時を掛け、その証言にじっくりと耳を傾け、紡いで出来た映画が、この「ひめゆり」です。

その体験の重さ故に、それを伝える気持ちの強さ故に、却って本当の思いが伝えられてこなかった、その彼女らの証言を、聴いてみたいと思います。

"忘れたいこと"を話してくれてありがとう。
"忘れちゃいけないこと"を話してくれてありがとう。
 ーーCocco(歌手)

私の一生のお願いです。
「ひめゆり」を観て下さい。
出来れば世界中の人に観て欲しいのです。
次の世代に伝えてほしい。
現実を感じて欲しい。
心がここに詰まっているからです。
 ーー宮本亜門(演出家)

以下の日時、場所で上映します。
是非、観に来て下さい。
お願いします。

長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」(監督:柴田昌平)
 (2006年作品、上映時間2時間10分、カラー、スタンダード)
 ・2007年度文化庁映画賞大賞 ・2007年日本ジャーナリスト会議JCJ特別賞
 ・2007年度キネマ旬報ベストテン文化映画部門第1位
 ・2007年日本映画ペンクラブベストファイブ文化映画部門第1位
 公式サイト
 http://www.himeyuri.info

【日時】2008年3月19日(水)
 13時30分〜      第1回上映
 15時50分〜      トーク(撮影監督・澤幡正範さん)
 16時20分〜      ライブ(南風ファミリーの琉球民謡)
 18時30分〜20時40分 第2回上映
【場所】響きのホール(0776-30-0086)
【入場料】前売 1,200円 当日 1,500円
【主催】みに・キネマ・福井(0776-24-5985/0776-36-5888)

コメント

_ ぶ ― 2008/03/19 02:00:21

仕事の関係で何とも言えませんが
2回目上映に間に合ったら行こうと思っています。

_ bu- ― 2008/03/19 22:25:30

行きました。

最後の言葉
「生かされてます。戦争を伝えなさいと言われている気がします」

尊い言葉ですね。

_ 時野 ― 2008/03/20 01:16:46

来ていただいたのですね。
ありがとうございます。
そういう私自身、仕事で、観られたのは第2章の終わりと第3章だけでした。
けれど、それだけだけでも、観て良かったと思います。

映画を観て、「感想は?」と訊かれるのは普通のことでしょうが、この映画に関してだけは、感想を話してもどうにもならない、どれほどのものが伝わるだろう、という気がします。
自らで観て、観ることで自分の中の何かが変わる、
そんな映画だと思います。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://i-apple.asablo.jp/blog/2008/03/16/2757213/tb

カウンター 無料SEO対策激安発見オンラインカジノ激安ショップ