テロリストに対する「断固とした態度」・・・2008/05/19 00:21:51

今日(18日)は県内の各地区で体育祭があった日だった。
私の地区でもあったが、しかし、県内の2地区では体育祭が中止になった。

「体育祭を行ったら、子供らに危害を加える」という脅迫文が送られてきたのだ。
言うまでもなく、その2地区は直ちに体育祭の中止を決定した。
もし私の地区でもそのような脅迫が行われたら、非常に残念で悔しいだろうが、体育祭の中止を決定せざるを得ないだろう。
だが、そう思いつつ、私は、あれ? と思った。

従来、アメリカ政府は誘拐や脅迫事件に対しては、譲歩する事なく、断固とした態度を取る、という政策を採っているが、911以後、日本政府もアメリカ政府に感化されたように同じ事を言い続けている。
そして実際に、戦争下のイラクで日本人青年が誘拐された際には、自衛隊のイラクからの撤退という犯人たちの要求を拒否し、青年は殺された。この時、日本政府に批判的な言動を行った青年の家族には、政府のみならず日本中からバッシングがなされた。
少なくない国民が、政府の採った態度を是としたのだ。

だが、と思う。
今回の体育祭中止を要求した行為は、それらの誘拐や脅迫事件と全く同じものではないか? 理不尽な暴力を示唆して物事を強要するという卑劣な点において、両者は全く同じものだ。
ならば、今回の件についても私たちが採るべき態度は、体育祭を敢行し、もしそれで子供たちに被害が出たら、徹底して犯人を捉えることではなかったか?

だが、私たちはそうしなかった。勿論、それは、もしものことがあったら取り返しがつかないからだ。私も、その決定には同意せざるを得ない。

イラクの人質事件の時、日本政府は「断固とした態度」を表明し、国民の多くもそれを支持した。
だがそれは、そのことによるデメリット、被害が、自分たちの身近な事ではないこと、他人事だったからなのだ、と、気付かされた。
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