No Cinema, No Life

人は大なり小なり、夢を持ちます。
あんな風になりたい。あんな風に生きてみたい。
けれど大抵は、自分の思うようには生きてゆく事は難しくて、逆に、回りに、夢を叶えて生きているような人を、それも身近に見たりすると、羨ましく思ったり、時に嫉みを覚えてしまったりもします。
自分の意気地の無さや才能の無さを悔やんだり悔しがったりするけれど、いつまでもそうしてはいられないので、今、自分のいる場所で何とかやっていこうと、思うようになるーー。

そうして自分なりに頑張っているうちに、時には自分でも気付かぬうちに、その場所で、回りに何がしかのものを与えられるようになるのでしょう。
そうなって初めて、人は、自分というもの、自分の居場所というものが、少し分かったような気になるのではないでしょうか。

そんなような、自分の夢を求めて試行錯誤しながら、ジタバタしながら生きてゆくことを、カッコイイ！　と感じさせてくれる、そんな映画です。
クラウザII世が遊園地のトイレで後輩と歌い合うシーンは、笑いながら感動しました。

おまけに、今言ったように、笑えます。（笑）

更に、映画のテーマ曲が、平成ガメラシーリーズみたいで、いい！
冒頭のオープニングと、クラウザII世が東京の街中を走り回るシーンはそのテーマがバックに流れ、思わずワクワクしてしまいました。（笑）