「バッド・ルーテナント」2010/04/12 01:52:42

2010年4月8日(木)/福井コロナワールド
★★★★☆(★4つで満点)
製作:2009年度
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
脚本:ウィリアム・フィンケルスタイン
出演:ニコラス・ケイジ/エヴァ・メンデス/ヴァル・キルマー/アルヴィン"イグジビット"ジョイナー/フェアルーザ・バーク/ショーン・ハトシー/ジェニファー・クーリッジ
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リメイク作品で、オリジナルは傑作との聞きました。
ハーヴェイ・カイテルが、きっとこのニコラス・ケイジの役だったのでしょう。
オリジナルは観ていませんが、この映画は私は好きです。

とにかく、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の新作と言うだけで嬉しい(笑)
ヘルツォーク監督がアメリカを描くとこうなるのか、ということが妙に納得出来てしまう。
そりゃあ、北部じゃなくて南部だよな、ヘルツォーク監督がアメリカを描くなら、と、最近の作品は観ていないにも関わらず、勝手にそう思えてしまう。
冒頭が、水面を体をくねらせて泳ぐ蛇だし、イグアナが歌う(!)シーンは圧巻だった。

この映画を一言で言えば、混沌。
「アギーレ・神の怒り」が、人間のエゴが自然に挑んで、その前で崩壊していった話なら、「フィッツカラルド」は人間のエゴが自然と互角に戦った話。
そしてこの映画は、自然を蹴散らして勝ち誇ったように振る舞っている人間がその内側から混乱し、崩壊しかかっている話だ。

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