日本国憲法9条及び25条2010/05/03 00:18:15

第9条 【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】
 第1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 第2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。


第25条 【生存権、国の社会的使命】
 第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

 第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

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【9条について思うこと】
専守防衛という言葉はいつの間にか忘れ去られてしまったようです。

今、NHKで放映中の「龍馬伝」によれば、勝海舟と坂本龍馬は、実際に戦うためでなく、欧米列強と対等に交渉するために、対等な力を持つ海軍の創設を考えた、とのこと。
それは確かに伝統的な考え方なのでしょう。
しかし現実にはその方策は、際限のない軍備拡張競争を引き起こし、軍産複合体を産むことで更にその増長をシステム化してしまっています。
更に、地球規模の環境変動・破壊を起こしている現状にあって、軍備拡張に割くリソースが私たちに残されているのでしょうか?
軍縮や平和を主張するとすぐに「現実を見ろ」という反論が起きますが、そういう主張こそ、現実を見ていないと考えます。

ある種の鼠はある程度繁殖しすぎると、群を成して川の中へ飛び込んでゆくと言います。
その群れの中で、「僕たちはどこへ向かって走っているの? 一旦、走るのを止めて考えてみたら?」と一匹の鼠が聞いたのに対し、「何言ってるんだ、皆走っているだろう、止まれる訳ないじゃないか、現実を見ろ!」と回りから言われる、
そんなイメージが浮かびます。

自衛隊は解体し、沿岸警備隊を今よりも充実させる。
世界中のどの地域にも24時間以内に出動出来る災害救助隊を創設する。
日本が世界のサンダーバードになるなんて、夢がありませんか?^^


【25条について思うこと】
この国が「世界第2位の経済大国」と言われるようになって、何年になるでしょう。
その中で、この2つの条文は未だ現実化されていない。
言い方は悪いかも知れませんが、発展途上国ではないのです。
とうに実現出来ていて然る可きもののはず。
それが出来ていないのは何故なのでしょうか?
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