沖縄普天間基地問題2010/05/14 02:10:01

昨日の朝日新聞の記事。

「(前略)戦後の日米関係は、小さな南の島々の上に軸足を乗せて成り立ってきた。この基地の負担について真剣に悩み、受け止めなければならないのは本来、沖縄の人たちでなく、日本人すべてのはずだ。
 首相個人の指導力や政府のやり方の稚拙さの問題と考え、非難だけしていれば済む問題では決してない。問われているのは、私たちである。」

全くそのとおりと思う。
これまで沖縄の人たちが基地を受忍してきたのは、敗戦後の占領下、日本復帰前に否応なく押し付けられ、その後もその状態を変えられなかったからに過ぎない。

これまで納得してきた訳では決してない。溜まりに溜まっていたものが、政権交代の切れ目から噴き出してきたに過ぎないのだ。

その事に比べれば矮小なことになるが、
これまでその沖縄の人たちをカネの力で踏みつけてきた自民党が、よくもまあ徳之島の人たちと一緒になって、基地反対、などと言えたものだ。
本当に何の節操もない、その場限りの自分たちの損得しか考えない連中なのだと改めて思う。

だが、沖縄の人たちをカネの力で踏みつけてきた自民党の後ろには、本土の日本国民、私たちがいたのであり、私たちは今になってなお、この問題を、沖縄と徳之島の問題として、他人事としか考えていない。
だから、首相や政府のやり方がまずい、などと言っていられるのだ。

沖縄の人たちにこれ以上、負担を押し付ける訳にはいかない。
ならば、基地を自分たちの地域に持ってきてもいいと言えるか。
言えないのなら、日米安保体制の変更を行う、そのために、粘り強く米国と交渉してゆくしかないのだ。
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