謹賀新年!(2008年度シネマベスト10)2009/01/01 00:00:01

あけましておめでとうございます。

昨年もあれよあれよという間に過ぎてしまった気がしますが、きっと今年もそうなんだろうなぁ(^^;)

でも、
あっという間の感じでも、しっかりと色々と物事は起こるのですよねえ。何か、昨年は大変なことの方が多かったような(^^;)
でも、それが転じて、いいことになっていけばいいのですけれどね。

今年が少しでも良い年になりますように。

で、
昨年度観た映画のベスト10です。
対象は2007年12月〜2008年11月までの間に、映画館で観た映画です。
本数は年間100本の目標に対して72本。
7本に1本を選ぶベスト10というのも、なんだかなぁ、ですが。

《順位. 題名(監督/脚本)》
1. ぐるりのこと。(橋口亮輔/橋口亮輔)
2. ラスト、コーション(アン・リー/ワン・フィリン)
3. あなたと私の合言葉 さようなら、今日は
 (市川崑/久里子亭&船橋和郎)
4. ノーカントリー (ジョエル&イーサン・コーエン/ジョエル&イーサン・コーエン)
5. 州崎パラダイス 赤信号(川島雄三/井手俊郎&寺田信義)
6. おくりびと(滝田洋二郎/小山薫堂)
7. アフタースクール(内田けんじ/内田けんじ)
8. 落下の王国(ターセム/ターセム)
9. ヤーチャイカ(覚和歌子&谷川俊太郎/覚和歌子&谷川俊太郎)
10. 人のセックスを笑うな(井口奈己/本調有香&井口奈己)

以下はベスト10以外の観賞作品です。
概ね、面白かった順です。あくまで、概ね(^^;)
今、見返すと、「クライマーズ・ハイ」や「デトロイト・メタル・シティ」なんか、ベスト10でも良かった気もしますが。

クライマーズ・ハイ/愛人/幸福/ジュノ/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド/人が人を愛することのどうしようもなさ/告発のとき/市 ICHI/櫻の園/ONCE ダブリンの街角で/デトロイト・メタル・シティ/モンゴル/転々/恋人/私は貝になりたい/接吻/ダークナイト/アイアンマン/ベン・ハー/シルク/実録・連合赤軍ーあさま山荘への道程/パンズ・ラビリンス/魍魎の匣/ウォーター・ホース/アメリカン・ギャングスター/陰日向に咲く/少林少女/L changes the WorLd/ブラックサイト/カメレオン/コドモのコドモ/レッドクリフ PART1/コントロール/スピードレーサー/ウォンテッド/パコと魔法の絵本/闇の子供たち/スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師/インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国/イースタン・プロミス/古都/めがね/億万長者/20世紀少年/相棒-劇場版-/隠し砦の三悪人 The Last Princess/天晴れ一番手柄 青春銭形平次/オフサイド・ガールズ/しあわせのかおり/盗まれた恋/日本橋/崖の上のポニョ/おそいひと/水になった村/全然大丈夫/タクシデルミア ある剥製師の遺言/椿三十郎(2008)/青春怪談/ライラの冒険 黄金の羅針盤/最後の初恋/蛇にピアス/JOHNEN 定の愛

皆にとって、今年が少しでも良い年になりますように。

イスラエルが行っているガザ大量虐殺について2009/01/05 01:45:13

イスラエルは、自分たちがガザで行っていることが市民への大量虐殺であることを知られない為に、ジャーナリストや外国人にガザから出るように促し、またガザへ入ることを禁じています。

しかし、ガザに踏みとどまっている外国人たちがいます。
自分たちがこれを世界に知らせなかったら、誰がこのイスラエルによる戦争犯罪を知らせるのか、と。

他のMLからの転載です。

~転載ここから~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私たちはとどまる イスラエルの犯罪を伝え続けるため
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8日にわたる爆撃に続き地上部隊が侵攻したガザに、なおとどまることを選んだ人権活動家たちがいます。「私たちの命とパレスチナ人の命といったい何がちがうのですか?」と言って。彼らの声を報告します。

<邦訳: 岡真理; 凡例: [訳注]>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ガザ発 2009年1月2日

「私たちはここに残る」 外国パスポート保持者、ガザにとどまることを決意


イスラエルは外国のパスポート所持者に対し例外措置として、安全のためガザを離れることを許可しているが、ガザにとどまりパレスチナ人と運命をともにすることを選んだ外国人たちがいる。

アルベルト・アルケ(スペイン)は救急車に同伴して病院から報告を続けてきた。
「イスラエルはガザの人々に対して自分たちがおかしている罪を
目撃されたくないのです。国際ジャーナリストや支援団体はここにはいません。ぼくらがガザを去ってしまったら、いったい誰が、ぼくたちが今、目にしているこの戦争犯罪を証言するのですか。
12月28日、ぼくは、ラマとハヤー・ハムダーンの二人の姉妹の
瀕死の目を見つめました。ラマは4歳、ハヤーは12歳、二人はイスラエルのミサイルに殺されました。ぼくがそこに認めた彼女たちの人間性は、ぼくたちの人間性と何一つ違ってなどいない。
ぼくたちの命は彼女たちの命より価値があるのですか?」
アルベルト・アルケ——国際連帯運動

パレスチナ系南アフリカ人のハイダル・イード博士は言った。
「これは歴史的瞬間だと思う。ガザのこの大量虐殺は、南アフリカで1960年に起きたシャープヴィルの大量虐殺[1]と類似している。この事件の結果、アパルトヘイトに対するBDS[ボイコット、投資引き上げ、制裁]キャンペーンが始まった。

2009年のガザの大量虐殺は、イスラエルのアパルトヘイトに対するBDSの運動をより激化させるだろう。南アフリカのアパルトヘイトでは、BDSキャンペーンによってついにはネルソン・マンデラを獄から解放することに成功し、のちに彼は、民主的かつ多人種的かつ多文化的な南アフリカ共和国の、初の黒人大統領となった。だから、イスラエルのアパルトヘイトに対するBDSキャンペーンも、すべての市民が平等に遇される一元的国家を生み出すにちがいない」

イード博士は、ガザのアル=アクサー大学の社会・文化研究の教授である。彼はまた、イスラエルに対する学術的・文化的ボイコットのためのパレスチナ・キャンペーン(PACBII)の実行委員会のメンバーであり、「民主的一国家」 One Democratic Stateグループの創設メンバーの一人でもある。

ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)は語った。「彼らはレバノンでも同じことをしました。でも、レバノンでは、激しく爆撃されたところもあったけれど、安全なところもありました。ガザでは、安全な場所などどこにもない。この人たちをどうして残して行けますか?生きるなら彼らとともに生きます。それができないなら、彼らと死をともにします」
ナタリー・アブー・シャクラ——国際連帯運動

「イスラエルが国際ジャーナリストの[ガザ立ち入りを]禁じているために、ガザの声はさらに押し殺されてきました。この地の現実を外の世界に発信することは、イスラエルによる攻撃の違法性に光を当てるために不可欠です。私たちは最近になって救急車に同伴するようになりました。医療従事者に対する攻撃を報告するためです。
これはジュネーヴ協定違反です。苦しむ家族たちの姿を目にし、
私もその苦しみを感じてきました。彼らをおいて出て行くことなどできません。すべての市民が、イスラエルの攻撃の前で身を守るすべがないのです。私たちはとどまって、ガザの人々に対する
イスラエルの攻撃の本質をあばき続けるつもりです」
ジェニー・リネル——国際連帯運動

「イスラエルは、ガザを離れることができる者を決めているだけではありません。誰が入ることができるかも決めているのです。私は、家やモスクや大学が粉々に破壊されているのをこの目で見ました。
市街地でミサイル攻撃がどれほど人々を恐怖に陥れているかも
分かりました。死んだ子どもたちの姿も目にしました。家から30メートルのところをイスラエルが爆撃しているのに、家のなかに閉じ込められてしまった家族が叫ぶのも聞きました。ガザの人々、150万の人々すべてが、これらの違法な攻撃から逃れることができないのです。

私たちの命が彼らの命よりも大切であるなどということはありません。
彼らが苦しんでいるかぎり、私たちはとどまります。彼らと連帯するために、そして、イスラエルが邪魔して外国のジャーナリストに公表させまいとしていることを報告するために」
エヴァ・バートレット——国際連帯運動

「ガザのパレスチナ人は、イスラエルが課している封鎖のせいで
世界から孤立しています。今、私たちにはここを離れる機会が
与えられましたが、ガザの人々にはそのような選択肢などありません。
ガザの家族たちと連帯してここにとどまること、それはイスラエルの暴力がおぞましいまでに増大しているなかで決定的に重要なことです。
私は封鎖の影響をこの目で見ました。民間人に対して現在進行形で振るわれている暴力も見ています。私たちはイスラエルの違法な政策の犠牲者たちの側に立ち続けます」
シャロン・ロック——国際連帯運動

「イスラエルによって犯されている人道に対する罪を耐え忍んでいるガザの人々と連帯して、自分にはここにとどまる責任があると思います。
ガザの全住民に対するこの物理的、心理的、政治的戦争を止める
ために国際社会が行動しないのなら、国際的監視者、ジャーナリスト、活動家たちがここガザで必要とされています。

私たちはこの目で見て、報告し、止めなければならないのです、
イスラエル占領軍がガザの人々に対しておかしている戦争犯罪を、どこであろうと、この目で見て、報告し、止めなければなりません。
イスラエルは人道に対する自分たちの罪を目撃されたくないのです。
でも、ガザの人たちは違います。彼らは言い続けています、「どうか、私たちの身に起きていることを世界に伝えてください、こんなことが起きるなんて信じられません」と。彼らは最悪の事態となることを恐れています。誰もが脅え、恐怖に突き落とされています。私はここを離れません。イスラエル占領軍こそ国際法に従って、
パレスチナを去らねばならないのです」 
エヴァ・ジャシウィッツ——自由ガザ運動

「エレツ検問所[2]の開放は、私たちを追い出すためではなく、国際監視員や医薬品をガザに入れるために使われるべきです。
私たちは、封鎖およびこの間の爆撃で死ぬ人たちをじかに見てき
ました。イスラエルの違法な軍事行動によって私は大勢の友人を
なくしました。私たちはパレスチナ人と連帯し、この暴虐非道を報告し続けます。国際的監視者である私たちには、イスラエルによるガザ攻撃の現実をきちんと国際社会に知らせる責任があります」
ヴィットリオ・アッリゴーニ——国際連帯運動

国際人権活動家たちは、12月31日、イスラエルのミサイルで
インターンのムハンマド・アブー・ハセーラと医師のイハーブ・
アル・マスーンが殺害されてから、ガザ地区の救急車に同伴
するという活動を続けてきた。国際活動家たちはマスーン医師
が亡くなったとき、ベイト・ハヌーンのカマール・アドァーン病院にいた。

ガザにとどまっている人権活動家たち

アルベルト・アルケ(スペイン)、エヴァ・ジャシウィッツ(ポーランド/英国)、ハイダル・イード博士(南アフリカ)、シャロン・ロック(オーストラリア)、ヴィットリオ・アッリゴーニ(イタリア)、ジェニー・リネル(英国)、ナタリー・アブー・シャクラ(レバノン)、エヴァ・バートレット(カナダ)

原文URI
http://www.palsolidarity.org/main/2009/01/02/foreign-passport-holders-in-gaza-decide-to-stay-we-will-not-leave/

[1]シャープヴィルの虐殺 
1960年3月21日、南アフリカで、PAC主導のもと、パス法に反対して5000人以上の黒人たちがシャープヴィル警察署前でデモを行ったところ、警官隊が発砲、69人が殺され、180人が負傷した。

[2]エレツ検問所
ガザ北部、イスラエルとガザ地区の境界にある検問所。ガザ地区の出入り口は、このエレツ検問所と、エジプトとの境界にあるラファ検問所の2箇所しかない。前者はイスラエルが、後者はエジプトが、出入りを管理している。

~転載ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イスラエル大使館へのメール2009/01/05 02:37:09

イスラエルがガザで行っている大量虐殺に対し、以下のメールを、イスラエル大使館へ送りました。
今も侵攻が続き、ガザ地区の人たちが殺されていることを思い、少しでも、出来ることならやった方がいいと考えます。

イスラエル大使館のメールアドレスは次の通りです。
information@tokyo.mfa.gov.il
(メールには、私の市までの住所と氏名を銘記しました)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ガザへの侵攻をすぐに止め、停戦に応じて下さい。
いかなる理由があれ、一般市民が数多く住む地域へ大量空爆を行うなど、狂気の沙汰にしか思えません。

ハマスのロケット弾攻撃を侵攻の理由にしていますが、パレスチナ人たちの居住区を壁で囲み、病院や学校へさえ自由に行かせず、生活物資の輸送もままならない状態へ追い込んでいれば、彼らがあなた方に憎しみを抱くのは当然のことです。
私だってそのような立場に置かれればきっと同じでしょう。

ハマスのロケット弾攻撃を理由にしているのは言いがかりにしか思えません。
ロケット弾攻撃を止めさせたいのなら、少なくともロケット弾攻撃の基地を狙えば済むこと。
現在あなた方が行っている大量爆撃の言い訳にはなりません。

命に数は関係ないとは言え、イスラエル側4人の死者に対し、パレスチナ人400名以上の死者というのは度を超えています。
あなた方はかつても、投石による抗議運動に対し、銃や戦車で応えました。

キリスト教では確か、右の頬を打たれたら左の頬を指し出しなさい、という教えだったと記憶しています。
神の教えに従えないのが人間の常とは言え、右の頬を打たれたら銃で撃ち殺せ、というのがユダヤ教の教えなのですか?

あなた方は繰り返し、ナチスドイツによるホロコーストの非人間性、残虐性を訴えてきていますが、これまであなた方がパレスチナ人達にやっていることは、ナチスドイツがあなた方に行ったこととどこが違うのでしょう?
違いはガス室がないだけ。
パレスチナ人だから、と言う理由で老若男女を問わず屈辱と恐怖を与え続け、命を奪い続けていることは何ら違いがありません。

今さらあなた方がホロコーストを非難しても、何の感動も説得力も感じません。

あなた方は世界の中に友人を作りたいとは少しも思っていないのでしょうね。
だったら、私たちがあなた方に向ける感情も、それと同じものになるのだということは、知っておくべきです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

イスラエルによるガザ侵攻で何が起こっているか2009/01/08 00:39:08

ようやくガザ状況や映像がマスコミにも出始め、停戦の動きも出てきたようですが、
元旦にガザへ入り込んだ西側の医師へのインタビュー記事が南ドイツ新聞に出たそうです。

彼らがガザに入れたのは、ノルウェー政府がエジプト政府へ非常に大きな外交圧力をかけたから、ということです。

以下に記事の翻訳を転載します。

<ここから>============================

ガザ地区から医師の報告翻訳

 以下は中央ヨーロッパ時間の1月6日(火曜)午前9時半にドイツ紙『南ドイツ新聞』の電子版に掲載されたものの翻訳です。インタヴューの正確な日時が不明ですが、内容からしてガザの現地の5日(月曜)の夜中あたりだと思われます。ガザには外国人記者が入れないため、地上戦開始下の病院からの医師の報告として貴重なものと考え翻訳しました。この翻訳は「訳責;梶村太一郎/ベルリン」と明記された上で、どしどし転送して下さって結構です。

原文;http://www.sueddeutsche.de/politik/752/453443/text/
ここではギルベルト医師の写真も掲載されています。

以下翻訳、( )内は訳注。

ーーーーーーーーーーーー
(見出し)ガザ地区の市民犠牲者
「私たちは次から次へと切断手術を続けている」

(記事リード)イスラエルの地上進攻の開始以来市民の犠牲者の数は急増している。ノルウェー人のマッズ・ギルベルトは、現在ガザ地区に滞在している唯一の西側の(欧米の意味)ふたりの医師のひとり。ギルベルトはドラマチックな報告をした。

インタヴュー;トーマス・アヴェナリウス記者

(人物解説)マッズ・ギルベルト(Mads Gilbert)61歳、は麻酔医でノルウェーのトロムソ大学教授。彼は新年から同僚の同僚の外科医エリク・フォッセ(Erik Fosse)医師とともにガザ市のシーファ(Schifa)病院で手術をしている。ふたりはNorah (原文;Norwegian Medical Solidarity Organization Norah)の会員である。

(インタヴュー始まり)
南ドイツ新聞(以下SZ);ギルベルト博士、ガザの情況はどうですか。

マッズ・ギルベルト(以下MG);今夕の情況はドラマチック以上のものだ。激しく爆撃されている。この48時間は大変に厳しかった。ガザ市の野菜市場への攻撃で多数の死傷者が出た。今日病院に運ばれた210人の負傷者の内だけでも35人が救急部門で死亡した。死者の内で18人が9歳以下の子供たちだ。私たちは次から次へと切断手術を続けている。廊下は切断手術を受けた患者でいっぱいだ。私はすでに手術をいくらしたか数えられない。

SZ;犠牲者のうち子供と女性はどれくらいでしょうか。

MG;今日、私はひとりの子供の手を切断手術した。この子は家族のうち11人を失っている。私たちのところに九ヶ月の赤ん坊がいるが、この子の家族は全員がイスラエルによって殺された。市民の犠牲者の数は急激に増加している。月曜日の晩には死者は540人、負傷者は2550人だった。死者の30パーセントと、負傷者の45パーセントが女性と子供だ。これまでで、子供の死者は117人、負傷者は744人だ。

SZ;救助隊の作業はどんなに危険ですか。

MG;今日は救急車二台が襲撃された。二人の救助隊員が殺されたが、彼らは狙われて攻撃されている。シーファ病院の隣のモスク(イスラム寺院)が空襲された。そのため病院の窓ガラスがすべて割れてしまった。今は外の気温は摂氏7度だから患者全員が震えている。医師や看護人ももちろん同じだが。これら全てが理解を絶することだ。

SZ;病院の職員の情況はどうでしょうか。

MG;ひとつだけ強調したい。この病院には現時点で、医師、看護人、ボランティアが50人いる。私たちは爆撃音を聞きながら、負傷者を満載した車を待っている。私はこれまでに、彼らパレスチナ人の医師たちと助手たちほど献身的な働きをする人間を見たことがない。

SZ;あなたはハマスの戦闘員も治療しますか。


MG;その質問は適切ではない。私たちはここで医師として誰でも治療する。
わたしたちはイスラエルの兵士にもそうするだろう。しかし、私は何百人もの患者を診たが、その内でハマスの戦闘員はたったふたりだけだった。

SZ;何が最も緊急に必要でしょうか。

MG;とりあえず緊急なのは、爆撃を停止し、イスラエルが境界の通路を開き、食料と燃料をガザへ運ぶことだ。

SZ;あなた自身は安全ですか。

MG;150万人のパレスチナ人が、この世界最大の牢獄に閉じ込められている。彼らは恐れてはいない。なぜ私たちが恐れるべきだろうか。

SZ;あなたはどのようにしてガザ地区に入り込んだのですか。

MG;私たちは元旦にラファ(Rafah)経由で入って来た。ノルウェー政府がエジプトの指導部に非常に大きな外交圧力を掛けたのだ。そのおかげで入って来れた。私はなぜ他の西側の医師たちが来ないか疑問に思っている。世界はここで何が起こっているかを見ることが出来ない。私たちだけが西側の代理人だ。私たちは、援助すべき医師なのだ。それと同時に私たちは世界中のメディアに電話で情報を伝えなければならない。同僚とここへ来ていらい、私たちは時間を忘れて働いている。あの音が聴こえますか。また爆撃されている。ここで話しを終わりにしなければなりません。

(インタヴュー終わり。翻訳以上)
「訳責;梶村太一郎/ベルリン」

<ここまで>=========================

定額給付金2009/01/09 12:11:13

甘利行革相の言い分が最もまともですね。

生活支援と景気刺激の二つの意義があるといい、生活支援の意味から金持ちがこれを貰うのは矜持に関わる、と(首相は)言っていたのですから、
金持ちはこれを貰わずに同じ金額(以上でも勿論、可)を自腹で出して何か買えばいいのです。

これなら、金持ちの矜持を損なうことなく、景気刺激になります。

杉原千畝・幸子氏の遺した言葉2009/01/12 19:03:38

第二次世界大戦時、リトアニア日本領事代理だった杉原千畝氏は、日本外務省の意向に関わらず、自らの判断で多くのユダヤ人にビザを発行し、その命を救いました。
『六千人の命のビザ』として知られている事実であり、イスラエルはそのことに感謝して1985年、氏に対してヤド・バシェム賞を授与し、「諸国民の中の正義の人」に列しました。(氏は1986年に死去)

自らの立場を考えればそのようなことは出来なかった筈なのに、何故、ユダヤ人に対してビザを出し続けたのか。
千畝氏は晩年、次のように語ったそうです。

『なぜ私がこんなことをしたのか知りたいのでしょう? そうですね、実際に難民が目に大粒の涙をうかべて懇願してくるのを実際に見れば、誰でも憐れみを感じるでしょう。それは同情せずにはおれないようなものです。かれら難民の中には、お年寄りや女の人もいるんです。彼らは必死のあまり、私の靴にキスさえしていました。ええ、そういう人を実際にこの目で見ましたよ。それに、当時の日本政府は(この件について)まとまった見解がないように感じていました。軍部はナチスの圧力を恐れていましたし、ほかの内務省の役人は単に態度を決めかねているだけでした。

日本の人々は統一した見解をもっていないようだったので、彼らとやりあうのは馬鹿らしいと思いました。それで、彼らの返事を待たずに事を進めることに決めたんです。あとで確実に誰かから叱られるだろうとは思っていましたが、自分ではこれが正しいことだろうと思いました。人々の命を救うのに悪い事は何もないはずですからね…。それは人間愛、慈愛、そして隣人愛といったようなものです。こういったものにより私はこの最も困難な状況にあって、自分のしたことを思い切ったわけです。そしてこうした理由により、私はさらに勇気づけられて先へ進みました。』
(wikipediaより)

この言葉を、今、ガザの人たちを殺し続けているイスラエルに返したいと思います。

千畝氏の妻、幸子氏は昨年(2008年)10月に亡くなられましたが、氏は、2002年にイスラエルが、ヨルダン川西岸地区(今、虐殺が行われているガザと並ぶ、もう一つのパレスチナ人自治区)を攻撃した際に、時のイスラエル首相シャロンに宛て、
「夫杉原千畝の書いた命のビザは、あれでよかったのかと悩まざるを得ない」
という手紙を送ったそうです。

『WALL・E(ウォーリー)』2009/01/12 23:08:54

2008年12月25日(木)/福井コロナワールド
★★★☆☆(★5つで満点)
製作:2008年度
監督:アンドリュー・スタントン
脚本:アンドリュー・スタントン/ジム・リードン
出演:ベン・バート/エリッサ・ナイト/ジェフ・ガーリン/フレッド・ウィラード/シガニー・ウィーバー
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ウォーリーとイヴという独創的で愛らしいキャラクターとストーリーの面白さ。消火器を使ってウォーリーとイヴが宇宙遊泳をするシーンは美しい。

けれど今一つ、はじけた面白さは感じなかった。
観ていて気になったのはロボットの設定だ。
主人公のウォーリーやイヴなど、感情(?)や意思を持つロボットもいれば、宇宙船のゴミ掃除をしていた巨大ウォーリー(?)のように全く意思を持たず、文字通り機械的に動くだけのロボットもいる。その違いは何なのだろう? ストーリーに都合の言いようにロボットの設定が行われているのではないか? と気になった。

ウォーリーやイヴ、それに敵役のロボット等のキャラクターは独創的ではあるが中途半端だったかも知れない。ドラマを織りなすキャラクターとしては感情表現が型通りのように思った。
とは言え、キャラクター設定が型通りだったのは人のキャラクターも同じだったと思う。
だから、ドラマに起伏を感じられなかったのだと思う。それが残念だった。

ウォーリーの起動音がMacと同じだったのには笑えました。ウォーリーの祖先はMacなんだなぁ(笑)

『闘茶 tea fight』2009/01/12 23:13:54

2008年12月27日(土)/シネモンド
★★☆☆☆(★5つで満点)
製作:2008年度
監督:ワン・イェミン
脚本:山田あかね
出演:香川照之/戸田恵梨香/ヴィック・チョウ/細田よしひこ/エリック・チャン
================================
いい意味でハチャメチャにはじけた面白い映画なのかな、と期待したのだけど・・・。
敵側が若造でさほど強さも深みも感じないし、何よりあの手下はなんなんでしょう?

もっと、茶、という突拍子もないテーマで、とんでもない、”熱い”闘いが繰り広げられるのかと思ったのですが。

『コレラの時代の愛』2009/01/12 23:17:30

2008年12月27日(土)/シネモンド
★★★★☆(★5つで満点)
製作:2007年度
監督:マイク・ニューウェル
脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:ハビエル・バルデム/ジョヴァンナ・メッツォジョルノ/ベンジャミン・ブラット/カタリーナ・サンディノ・モレノ/ヘクター・エリゾンド /リーヴ・シュレイバー/フェルナンダ・モンテネグロ /ローラ・ハリング/ジョン・レグイザモ
================================
観た後、ホォッ、と深く溜め息をつくしかない映画。
「恋に落ちて」
「リービング・ラスベガス」
そして、この「コレラの時代の愛」。

夫の死後、一旦は激しく拒絶したフェルミーナの心を、何度も手紙を送って開いていった、フロレンティーノの想いの深さ。
あのセックスは、多分この世の中で最高のセックスだったんだろうな。

『僕らのミライへ逆回転』2009/01/12 23:38:06

2008年12月27日(土)/シネモンド
★★★★☆(★5つで満点)
製作:2008年度
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック/モス・デフ/ダニー・グローヴァー/ミア・ファロー/シガーニー・ウィーヴァー
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痛快な映画だなあ!
破天荒なストーリーの中で、著作権保護とかで罷り通っている議論が実は大企業の金もうけを守る為のものでしかないということを痛烈に皮肉っている。
同時に、莫大な金を使いCGを用い、映画が遠く離れたものになってしまっていることも。

まるで、現代版『ニュー・シネマ・パラダイス』のような展開に拍手!!
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