『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』書評2012/10/26 12:29:32

■「反在日」は国に愛されたい証しなのか([評者]大澤真幸(社会学者))

朝日新聞での書評です。
面白かったので、メモ代わりにアップします。

http://book.asahi.com/ebook/master/2012102400001.html

『ねえ、知ってる?』2012/01/22 23:34:37

『ねえ知ってる? 残った人生の最初の一日って今日なんだよ』


げ・・・。

映画「ばかもの」サイトより2010/12/02 01:18:56

「人生において破滅も喪失も、そこから立ち上がろうとする限りは、ただの「迂回」に過ぎない」

なんか、泣けてきそうな言葉ですね。

脚本・高橋美幸氏のインタビューより。
http://www.bakamono.jp/prono.html

「風と共に去りぬ」2010/04/17 11:36:15

日本での初公開は1952年。しかし戦前に小津安二郎監督がシンガポールで観て、「この戦争は日本は負ける」と言った、というのは有名な話です。

この他にも同じ時期、上海やマニラなどで軍関係者が観たり、その評判を聞き、東京でも軍関係者による試写会が密かに行われたり、東京大学でも試写会が行われたそうです。(wikipediaより)

また先日の朝日新聞記事によれば、
1943年に東京日活撮影所で会社幹部限定の試写会が行われたそうで、その時、美術監督・映画監督の木村威夫氏も映写室に忍び込んで観ていたのだそうです。やはり「この戦争は日本は負けるかも」と思ったとのこと。(朝日新聞2010.4.7)

座右の銘2010/04/15 01:39:44

亡くなられた、井上ひさしさんの座右の銘だそうです。

難しいことをやさしく、
やさしいことを深く、
深いことを愉快に、
愉快なことをまじめに

企業の在り方2010/01/05 01:58:44

朝日新聞記事より(2010年1月3日付)

長野。伊那食品。
地元農家の冬場の副業だった寒天製造にこだわり、社員約400人の1割を開発部門に配置、用途を健康食品から化粧品、医療に広げてきた。
国内シェア8割。創業以来、2005年度まで「48年間増収増益」。
「社員の生活が大事」と工場は午後5時まで。
株主が求めがちな短期の収益を意識すると、人件費を削減したり下請けに無理をさせることになるから、と株式上場を断わり続ける。

「人件費を『コスト』と考えること自体がおかしな話。企業は儲けるためではなく、みんなが幸福になるための手段。大事なのは働く人が失業せず、生活が続けられるよう企業が永続すること。雇用をつくり、税金を払って社会に貢献しながら、木が年輪を重ねるように少しづつ無理なく成長すればいい」(塚越寛会長)

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岐阜県。未来工業。
退職は71歳の誕生日の前日までに自分で決めればいい、という再雇用制度。手当ては減るが給料はピーク時の60歳の水準が維持され年700万円余り。
「全員正社員」で日本一短い労働時間(1日7.25時間)。年休は140日前後。育児休暇は3年。これで創業以来、赤字なし。
社員食堂などの脇に置かれた「ポスト」に社員がアイデアをいれる。約800人の社員の3分の2が年に20件以上を提案。ユニークな製品を次々、産みだしてきた。

「生き残るには一人一人が製品や仕事の差別化で工夫するしかない。それには働く人がやる気を起こす会社にするのが一番、近道だった」(山田昭男相談役)

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お題目でなく、実際に地元と共に生きるための企業。
地元の人たちが幸福に暮らしてゆけるための企業。
勿論、その裏には、社員一人一人の仕事への集中度、創意工夫があってのこと。言うは易く行うは難し、かもしれませんが、
「企業は儲けるためではなく、みんなが幸福になるための手段」
という言葉には、目が覚める思いです。

厳罰化と格差社会2009/03/29 00:50:16

今朝の朝日新聞に興味ある記事が載っていました。

厳しい処罰に犯罪の抑止効果はない、ということはこれまでにも統計的に主張されてきましたが、刑罰の厳罰化は、格差拡大により社会に不信感が増してきたことが原因だ、というものです。

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『単眼 複眼』
「世界で進む厳罰化 シンポ報告」
背景に格差・二大政党?

 世論が犯罪者を厳罰に処すよう望み、刑務所に人々が拘禁される率が高まるーー。龍谷大学で21日開かれたシンポジウム「グローバル化する厳罰化とポピュリズム」では、世界各国で厳罰化が進む現状が報告、分析された。中で目を引いたのは、「格差社会」と「二大政党制」が「厳罰化」の背景にあるとする論だった。
 フィンランド国立司法研究所のタピオ・ラッピ=ゼッパーラ所長が、拘禁率が低い北欧諸国と他の欧米諸国を比較し、いくつかの要因との相関関係を検討した。20カ国の犯罪被害率や犯罪認知件数は、拘禁率とは相関性がなかった。厳しい処罰に犯罪の抑止効果は望めないのである。日本では近年、犯罪件数と拘禁率がともに上昇しているが、拘禁率の方が犯罪件数より先に上がっている。「厳罰化、先にありき」が分かる。
 一方、所得の不平等を表す「ジニ係数」と拘禁率には高い相関関係が見られた。特に所得格差が大きいイギリス、スペイン、ポルトガルでは、人口10万人あたりの収容者数は120人を超えている。格差が小さいフィンランド、スウェーデン、デンマークはいずれも80人以下だ。国内総生産(GDP)に占める福祉支出の割合や一人当たりの福祉給付額と拘禁率は反比例した。
 ゼッパーラ所長は「充実した福祉や所得の平等は、社会制度や他人への信頼感を高める。信頼の強い制度は、人を厳しく罰するような派手なジェスチャーを必要としない。国民の順法精神も高まる」と説明した。裏返せば、「死刑」や「無期懲役」を乱発する社会派、不信感に満ちているともいえる。
 政治システムではアメリカ、イギリスなど二大政党制を採る国で拘禁率が高かった。ほどよい「落としどころ」への合意形成より、対決姿勢が重視され、国民は常に白か黒かの判断を迫られる。こうした社会では、刑罰も「死刑」かさもなくば「無罪」か、判断が極端になりがちだ、という。
 ハワイ大学のデビッド・ジョンソン教授は「日本はアジア諸国で唯一、拘禁率と死刑がセットで増加している」と指摘した。たしかに日本では、この10年間、所得格差が増大し、政治体制も着実に二大政党制に向かった。死刑増加の背景に、社会の変化に伴う他者への信頼感の衰えが潜んでいるとすれば、これほど恐ろしいことはない。
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社会間の格差が広がると社会不安が増大し、厳罰化が進む、とは感覚的に感じていたことなので、得心の行く記事です。

厳罰化を求める社会の声は、義憤による正義感というより、社会への不満、苛々感の鬱憤晴らしのような気がします。
(例えそれが義憤によるものだとしても、義憤で人の命を落としていいのか、とも思います)

映画について2009/03/08 22:35:52

『映画芸術No.426』
2008BEST&WORSTでの、荒井晴彦氏の評より(p054)

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『(前略)知らないことは無いことだ、人生では映画みたいに「実は」と「本当」を画にして見られるわけじゃない、だから、目の前の人の言ってることだけが「真実」だ。嘘かどうかも分からない。聞いて知っても見たわけじゃないから、本当かどうか、頭の中で想像してみるだけだ。なんか、そんなことを、映画の「実は」がウソなんじゃないかということを『ヴァイブレータ』の食堂のシーンを書いた頃から考え始めた。(後略)』

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ボランティアについて2009/03/02 01:33:58

雑誌AERA(2009.02.09号 32p)での湯浅誠氏の発言から

「(前略)ボランティアというと清貧を求められる。よく「野宿者を自分の家に連れて行けばいい」と言われます。だけど、私は利他的にやっているつもりはないんです。貧困を放置する世の中が嫌だからやっている。それで活動するのが当たり前というふうになるには、もうちょっと時間がかかるかな」

なるほど! これはよく分かる。

道徳無き経済2008/12/31 00:28:14

二宮尊徳の言葉だそうです。

「経済無き道徳は寝言。道徳無き経済は犯罪」
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